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By ShureJapan |  Comment(s)

Wireless Workbench 6でAXT Digitalの能力を最大限に引き出す

サム・ドレイジンにより2017年11月1日に寄稿

かつてないほど多くのワイヤレスチャンネルが飛び交い、周波数がひっ迫しつつある現代の環境の中で、音響エンジニアの間ではRF環境の管理がますます困難になっています。

Shureは、優れたRF安定性とオーディオ品質に加え、現代に合った拡張性と接続性を備えたAXT Digitalワイヤレスソリューションを開発しました。そして、Wireless Workbench 6 (WWB6) は、AXT Digitalの完全なコマンド/コントロール機能をサポートする強力なソフトウェアスイートです。構成の事前準備やリモートモニターが可能なため、エンジニアはメインギグ(GIG)のサウンドメイクに集中することができます。

Wireless Workbench 6は、ワイヤレスオーディオエンジニアのスタンダードツールとなっています。Shureのネットワーク対応ワイヤレスシステムの包括的なコントロールにより、機器のあらゆる側面のモニターや管理をラップトップから行えるほか、強力な周波数コーディネーションツールにより、複雑で流動的なワイヤレスイベントの計画が可能です。

Wireless Workbench 6を使用してAXT Digitalの能力を最大限に引き出す方法を3つご紹介しましょう。

システムモニタリング/診断

Timeline(ビデオへリンク(英語))は、Shureワイヤレスシステムのチャンネルステータスを時間の経過と共に記録するWWB6のユーティリティです。このアプリケーションは、モニタリングや事後診断のために、AXT Digitalをはじめとするワイヤレスシステムのパフォーマンス中の主要チャンネル・ステータス・パラメーターを表示します。それにより、会場内を移動しながらRF/ShowLinkレベルといった要素を確実に追跡できるため、ウォークテストを1人で行うことが可能になります。さらに、AXT Digital送信機を使用してTimeline内にマーカーをドロップできるため、リハーサル中に特定の場所にフラグを付けることも可能です。Timelineは、AXT DigitalのS/N比を示すインテリジェントな指標であるチャンネルクオリティー(ビデオへリンク(英語))を記録し、視覚化することもできます。これは、RFリンクの安定性を表す最も包括的なインジケーターであり、TimelineでAXT Digitalチャンネルを記録すると強調表示されます。

先進的なRF構成

Quadversity(ビデオへリンク(英語))は、4つのRF入力を同時に用いて1つのRFチャンネルに信号を送るという特許技術を採用しています。Quadversityは、追加のアンテナ入力により、厳しいRF環境下でのマイクロホンチャンネルの運用範囲の拡大や、複数ゾーンのカバーを実現します。この柔軟性を活かすには、RFチャンネルの設定とモニタリングが特に重要になります。Timelineと共に、WWB6のモニタリングインターフェース(プロパティパネル、チャンネルストリップ)も、AXT Digitalのすべての運用モードに対応するように拡張されています。Quadversityモードのデバイスは1チャンネル当たり4つのRF入力で表示され、各アンテナの生のRF信号入力が視覚化されます。明快かつ具体的であることは、ワイヤレスシステムを調整する際に不可欠であり、失敗が許されないアプリケーションにおいて運用範囲を拡大する場合は特に重要になります。

リモートモニタリング/コントロール

AXT Digitalは、ワイヤレスシステムの送信機に対する新たなレベルのコントロールを実現しています。送信機の登録(ビデオへリンク(英語))により、暗号化ステータスやモデルに関係なく、特定のユニットの信号のみを受信することができます。ShowLinkは、ADXシリーズ送信機によるワイヤレス信号チェーン全体のコントロールを可能にします。AXT Digitalの受信機チャンネルは、同時に最大8台の送信機にリンクできることに加え、ADXの場合、アクティブな送信機の管理や切り替えをリモートで行えます。そのため、同時に使用しない送信機間での周波数の共有が可能で、担当アーティストが使用する複数のボディーパック型送信機を管理するギターテクニシャンや、プレゼンター用にハンドヘルド型送信機とボディーパック型送信機を切り替えることがある企業イベントに最適です。リンクされたADX送信機はWWB6からフルコントロール可能なため、送信機の設定をコンピューターから直接変更したり、リンクされたすべての送信機のステータスを1つのビューでモニタリングしたりすることができます。

Wireless Workbench 6は、Shureワイヤレスユーザーに一段と高いレベルのインテリジェントなコントロールとモニタリングをもたらします。AXT Digitalシステムと共に使用すれば、ワイヤレス・オーディオ・ソリューションに最高レベルの卓越性が求められる制作現場に不可欠なツールとなります。

サム・ドレイジン
サムはShureのソフトウェア製品のプロダクトマネージャーです。マイアミ大学(フロリダ州コーラル・ゲーブルス)のミュージックエンジニアリング部を卒業したサムは、彼自身が毎日愛用している製品に関わる仕事に就いてとても嬉しく思っています。仕事以外の時間にはジャズコンボでピアノ/キーボードを弾いたり、世界中の素材と新しいキッチン用具を使ってクッキングを楽しんだりしているそうです。彼はインターンとしてShureに入り、その後2010年から正規の社員として勤めています。

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