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By ShureJapan |  Comment(s)

ビデオブロガーのよくある一日

ソレン・ペダーセンによりMOTIV ビデオブロギング内に投稿(2017年8月30日)

まず登場したYouTube。そしてAppleによるiPhoneの発表。この二つのおかげで、私たちの動画を見る方法はたった10年ほどの間に全く様変わりしてしまいました。今ではYouTubeの一日の視聴者数3千万人、そしてその半分は携帯デバイスで動画を視聴しています。新鮮なコンテンツの需要に応えることで生まれたYouTubeスターなるものも存在し(Sparkle Spice、Jake Paul、ToyScouterなど)、多くの人々がその方法に追従しています。ユーチューバーまたはビデオブロガーと呼ばれる彼らは、動画共有サイトの拡大に貢献しているといえるでしょう。YouTubeチャンネルBeleaf in Fatherhoodの陰の立役者であるグレン・ヘンリーもその一人です。

ラップから現実のリアリティTVへ

グレンの初期の動画制作には、彼の妻がインスピレーションを与えたといっても過言ではありません。グレンはサンディエゴでラッパー/プロデューサーとして成功していましたが、ヒップホップアーティストのライフスタイルは子供を持つ家庭と両立できるものではありませんでした。「ミュージシャンのライフスタイルは家庭に優しくないからね。ギリギリのところで頑張り続けることに疲れてしまったんだ。音楽を作って、ツアーを回って、やっと家に帰ってきて、またその繰り返し、という終わらないサイクルにね」良き夫、良き父であるグレンにとって、家を離れることが日増しに苦痛になってきたそうです。

そんなグレンは、ストーリーを紹介するのがいつも得意でした。ラップで彼が表現していたことも結局は同じことだったのです。そこで彼は子供たち(この記事の時点で二人)といくつかの動画を撮って、インスタグラムにポストしてみることにしました。「黒人の父親はちっとも家にいない、なんていう定説があるらしいんだけど。」とグレンは語ります。Beleaf in Fatherhoodのメッセージの核はそこにあります。「若い世代の子たちに、自分たちが生まれ育ったころの経験を繰り返すんじゃなくて、自分の家族から新しい伝統を創っていけるんだということを伝えたいんだ」と言う彼の第2回のエピソードは絶大な注目を浴び、Redditにもリポストされました。2015年にはビデオの再生回数が10万回に到達、Beleaf in Fatherhood が誕生したのです。

毎日が収録日

出演者はグレン自身と妻のイベット、5歳未満の子供3人の計5人だけのため、ストーリーラインは「誕生日プレゼントをシェア」から「父親たちのお茶会」「病気で動けない日」などまさにリアルな生活を捉えた内容です。ヘンリー家では、幼児、2歳児、4歳児の起きる時間、食事、お昼寝、すべてのスケジュールとそれを一手にまとめる主夫のありのままの生活の中で毎日5~7分間の動画を録るチャンスにあふれかえっています。

彼はありのままの現実を録画しているため、彼の典型的な一日をどこにでもある親と3人の子供たちの日常として捉えています。セリフなんてものもありません。たとえば「4月の最初の何週間か、僕は毎日ビデオブログをしようと計画していました。そんなある日、車が盗まれちゃったんだ。でもそんなときも、僕は動画を撮り始めたんだよ。ボランティアの保安官が家に来てくれたのも撮ったし、車を盗んだ犯人に当てつけたトラックまで書いたものだから、そのオーディオと動画を合わせてポストするのがその日の夜になってしまったんだ。車が盗まれてからポストを終えるまで、12時間ぐらいだったかな」。

グレンは動画を撮っている間にほとんどの編集も行っています。「最終編集というのは2時間から9時間ぐらいかかることもあるので、録りながら編集を進めるのが一番だと思う。朝に何か収録したら、ハードドライブで整理して、子供たちがお昼を食べている間にFinal Cut Pro(macOS向け編集ソフト)に取り込む、という感じだね。」一日が進んでいくうちに、ストーリーも自ずと展開します。そしてグレンのビデオブログのほとんどには音楽とグラフィックが含まれています。彼は「ポストプロダクションが一番時間のかかる部分だよ」と語っています。

臨機応変に対応する余地も残す緩い構成がこの2年間で板についてきたようです。

0:00-0:30セグメントを確立(自宅、車内、休暇中など)

0:30-4:00これが今回のメインストーリー(赤ちゃんの髪をドレッドヘアに編み込み)

4:00-8:00料理しながらまとめ(料理中の風景)

Beleaf in Fatherhoodの動画は大体いつも7分程度の長さでおさまっています。

従来なかったソリューション

2015年にグレンが抱えていたのはBeleaf in Fatherhoodというコンセプトに対する彼の情熱だけで、当時彼には動画撮影の経験もプロレベルの機材もなかったため、要らなくなったiPhone、Mac Book Pro、GoProカメラ、そしてFinal Cut Proソフトウェアを組み合わせて自分なりのシステムを構築したそうです。「車の中だったら、iPhoneを前の座席とヘッドレストの間で後ろに向けて固定して、子供たち両方を録画。それからダッシュボードにGoProを取り付けて、それ以外の景色を取るといった感じだったね」と言うグレンは、エピソードが100本目に差し掛かったあたりでとうとうSony RX100カメラを購入します。彼はその時のことを振り返り「iPhoneの8メガピクセルカメラから大成長を遂げた瞬間」だったと語っています。

MOTIVの登場

目に映るものはごまかせても、良質なサウンドに慣れた耳をごまかすことはできません。グレンの場合も、ビデオグラフィックの腕が上がっていく中でiPhoneの小さな無指向性マイクの低音質がさらに目立つようになり、「作品を見てくれている人に会うと、『君の作品は好きだけど、音だけはひどいね』なんて言われた」こともあるそうで、質の高いソリューションが強く求められていました。そんな時にグレンが出会ったのがMOTIV MV88そしてMV51 iOSコンデンサーマイクロホンです。

「MV51のおかげで、これまでスタジオマイクで必要だった複雑なセットアップもしなくて済むようになったし、MV88はロケにも最高だよ。マイクを正しい方向に向けて収音パターンを設定すれば、欲しい音が全部録れるんだからね。」

というグレンの過去の作品と現在のセットアップを比べてみましょう。

車内


過去
画像: iPhone 5S、 iPhone 6、 Go Pro
サウンド: iPhone 6s (内臓マイク)


現在
画像: iPhone 6s
サウンド:MOTIV MV88(スピーチモード、ステレオ幅は音源に合わせる)

家の中、またはロケ


過去
画像: iPhone 6s、Go Pro
サウンド: iPhone 6s(内蔵マイク)


現在

画像: iPhone 6sまたはSony RX100
サウンド:MOTIV MV88(スピーチモード、ステレオ幅は音源に合わせる)

スタジオ


過去
サウンド:Neumann TLM 102


現在

サウンド:MOTIV MV51(ボイスモード)

その他のツール:Final Cut Pro X、MacBook Pro (Mid-2015、15インチ、Retinaディスプレイ)、Joby Gorillapod

現在のBeleaf in Fatherhoodエピソードの音質はどうでしょう?ぜひお確かめください:

今後のビジョンは?

購読者数4万5千人、YouTubeのエピソード数200以上、アップロードの度に1万5千人以上が視聴するこの番組で、グレンは大きな可能性を秘めたニッチな方法を見つけたといえるでしょう。「視聴者の関わり方がその証拠だと思う。彼らからもらえるコメントを見れば、これが本当に成功しているのかどうかがはっきりわかるよ。」と彼は語っています。彼が受け取るコメント数は現在、購読者数が25倍もいるチャンネルと比べてもさらに多く、これが「スポンサーを惹きつける鍵」、グレンにとっての現在のフォーカスでもあります。

「僕が学んだのは、結局のところやはりコンテンツこそが決め手だということだね。ストーリーが良ければ、人々を惹きつけ、また維持できるということだ。そして適したツールを持っているということ。伝えたい内容を見てもらえるだけでなく、聞いてもらうことも大切だからね。」とグレンは語っています。

Beleaf in Fatherhoodの視聴はこちらから:

www.facebook.com/BeleafMel

youtube.com/beleafinfatherhoodtv

MOTIV MV51

iOSデバイスおよびPC向けの大型ダイアフラム・コンデンサー・デジタルマイクロホン

  • 5つのDSPプリセット
  • タッチスクリーン式のコントロールパネル
  • デスクトップレコーディング用のキックスタンド、またはスタンドマウント対応


MOTIV MV88

iOSデバイス向けデジタル・ステレオ・コンデンサー・マイクロホン

  • 5つのDSPプリセット
  • ハイレゾリューションのステレオ録音、様々な極性パターン、ShurePlus MOTIV無料アプリ
  • 回転式のマイクバレルでステレオサウンドを水平または垂直ビデオモードでキャプチャー

ソレン・ペダーセン
ソレンはShureのワイヤードマイクロホンのプロダクト・スペシャリスト。MOTIV™ およびPG ALTA製品ラインの開発チームの一員であり、Shureイヤホンの愛好家でもあります。彼はコロンビアカレッジ・シカゴ校でオーディオアート及び音響を学び、15歳の時からすでにレコーディングを行ってきました。プライベートでは彼自身ドラムをプレイし、料理も大好きだそうです。

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